人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自然!天然!元気力!  髙木漢方(たかぎかんぽう)のブログ

herbkampo.exblog.jp
ブログトップ

痛風と漢方②

朝晩はほんの少し涼しくなり、秋が近づいているのかなあと感じることが出来ます。気温の変化と、身体の変化には、いつもタイムラグがあるため、体調を崩しやすくなります。特に、漢方でいうところの「気陰両虚」の方は、気管支を傷めやすくなり、喉が腫れたり、咳が止まらなくなったりします。そのほか、いつもの夏より汗をかいた方や、夏に下痢をしやすい方は、狭心症や、突然の脳梗塞になりやすいので、注意してください。
痛風は、ご存知のとおり、高尿酸血症が原因です。痛風の治療の原則は、尿酸値を下げることになります。尿酸値を下げるには、尿酸の生成を抑えて、尿酸の排泄をうながすことが必要です。
尿酸は、体内で、尿酸塩という細かい結晶を作り、足の親指に炎症を引き起こしたり、腎臓に結石を作ったりします。漢方医薬学では、この結晶や結石の原因は、「痰湿瘀血」にあるとしています。痰湿とは、高コレステロールや高中性脂肪などによって体内にたまったヘドロ状の不純物と考えると分かりやすいです。瘀血とは、その痰湿が血管内にたまって、血流がさまたげられた状態と考えるといいでしょう。
この、痰湿と瘀血が相互に影響しあって、結晶をつくり、関節組織に沈着すると、急性の炎症が引き起こされ、腫れと痛みを生じます。

痛風と漢方②_f0135114_1415015.jpg

                                       箱根 強羅温泉
横浜の漢方薬 伊勢佐木町漢方堂ホームページ
by yokohama-kampo | 2007-08-31 13:51 | 痛風

髙木漢方の店主がお届けする、漢方薬と健康と散歩のブログ


by yokohama-kampo