痛風と漢方②
痛風は、ご存知のとおり、高尿酸血症が原因です。痛風の治療の原則は、尿酸値を下げることになります。尿酸値を下げるには、尿酸の生成を抑えて、尿酸の排泄をうながすことが必要です。
尿酸は、体内で、尿酸塩という細かい結晶を作り、足の親指に炎症を引き起こしたり、腎臓に結石を作ったりします。漢方医薬学では、この結晶や結石の原因は、「痰湿瘀血」にあるとしています。痰湿とは、高コレステロールや高中性脂肪などによって体内にたまったヘドロ状の不純物と考えると分かりやすいです。瘀血とは、その痰湿が血管内にたまって、血流がさまたげられた状態と考えるといいでしょう。
この、痰湿と瘀血が相互に影響しあって、結晶をつくり、関節組織に沈着すると、急性の炎症が引き起こされ、腫れと痛みを生じます。
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